前回、潜在意識にある言葉を書きましたが
潜在意識のなかの人生観として
私は幸せになる、などとポジティブな言葉があると、人生がポジティブに回りだし
人生は辛いものだ、などとネガティブな言葉があるとネガティブに傾いていくことは
なんとなく理解していただけたでしょうか。
ここでは良いポジティブ(良い)感情と、ネガティブ(悪い)感情について。
自分の中にネガティブ感情、まっくろで悪い部分をを感じると
悪い人だ、いけない人間なんだと、自分そのものを否定してしまう人がいます。
「嫉妬してしまうことに自己嫌悪を感じる」
「こんなにドロドロと憎んでしまう自分って変だ」など
いつからネガティブが悪いことになったのでしょう。
ポジティブに出来るものなら言われなくてもやっているし
ポジティブに考えられないから辛いのに、ね。
それだけ辛い経験があったのに
がまんして抑圧しているのに
実は居心地がいいのに
ネガティブを感じるとそれを悪いと捉えてしまう。
たとえば、いつまでも辛く悲しい時、苦しんでいる時
こんな自分は変なんだと思う。
いつまでも悲しんでいては駄目だと思ってしまう。
止められないほどの恨みなどの感情を感じると
そんな事を感じている自分は変だとか、駄目だと思ってしまう。
どっぷりネガティブに感じていて、さらにそれを悪いと思う。
まったくキリがありません。
死ぬまでに私達はたくさんの人との係わり合いの中でいろんな感情を感じます。
それは人間だから、こそ。
煮えたぎるような怒りも感じれば 、憎しみもある
胸が引き裂かれるほどの悲しみもあれば
死にたいほど消えたくなる事もある
何も感じなくて済むように心を閉ざす事もある
どんな感情でも、何を感じても
人として情緒的で美しく、かけがえがないものなのに。
悪く考えちゃう。
では、どうしたらいいのか。
ワルモノ、オッケーです。
「怒りもごもっともだ」
「いいよ、思いっきり悲しもう」
「死にたくなるよね、実際悲惨すぎるし」
「何も感じないなんて、うまい」
受け入れちゃいましょう。そんな自分もアリです。
いいじゃないですか。
自分だけは、自分のことを受け入れてあげませんか?
誰がなんと言おうと。
それでもどうしても解決しなくて
根深い感情のわだかまりを感じたらヒプノが有効です。
潜在意識の中に捉われたままでいる「ワルイ自分」を
ありのまま受け入れることが出来ると、
理解と共に解き放たれ、癒しが始まるからです。
人間の本質は深い愛で出来ているので
本来の愛の部分が表面化してきます。
ずっと空いていた心の穴が埋まってきます。
人によってはスッキリしたり、体が軽くなったり
感謝の気持ちがわいてきたり、安心感を感じたり。
でもそれはどれだけ「ワルイ自分」を受け入れられるかによって
癒しのレベルが変わってくるのですが・・
難しいと思われるそのプロセスをセラピストと共にしていくので
安心感の元で深い癒しが(あなたの受け入れられるレベルまで)得られます。
それまでやりきりたいと思っているのが、私であります。
私自身、楽になったので。
私のドロドロを語ります。
クライアントさんに「どうしてヒプノセラピストになったのですか?」と 聞かれ
飯田史彦さんの本を読んだ、導かれて、
などともっともらしい話もするのですが・・
本当は「夢の中で上司を刺した」から、です。
数年前、転職したブラック会社で上司に陰湿に苛められて
悶々としていたある日・・
背中からメッタ刺しにする夢を見たのです。
叫びながらドスッと刺す感触、繰り返し浴びる生暖かい血
汗がどっと出て目が覚めました。ガタガタと震えが止まりません。
「やばい、このままだと本当に殺してしまう!」
くだらない上司のせいで一生後悔するのはごめんです。
ずっとなりたかった養成講座に申し込みました。
恨みエネルギーを良いエネルギーに変えたかったからです。
「あいつのお陰と言える事をしよう」駆り立てられるように
必死で学び、開業し、今があります。
あの出来事がなければ
私は変わる事が出来なかったでしょう。
天職であるヒプノセラピストという仕事に就けて
今は、日々感謝でしかありません。
ワルイ自分から本当の自分に気づかされる事もあります。
にんげんだもの~ byみつを
(まとめ)
ワルモノなあなたもオッケーです
上司のおかげ? ノーノー
神様の導きとがんばった自分に感謝です