名古屋の催眠療法士・ヒプノセラピストの紫紋です。
愛知県にお住まいの方の体験談をご紹介します。
お仕事をお休みされ、
ご実家の相続の問題、ご家族の介護、ご主人のご病気――
いくつものことが一度に重なり、いっぱいいっぱいになっていたM様。
ご自身もこの15年ほどで大きな手術を何度も経験され、
体もずっと重く、痛みを抱えてこられました。
そして何より、幼い頃からずっと、人の顔色をうかがい、
自分より人を優先して、自分を犠牲にして生きてこられたこと。
「これからは前を向いて、明るく生きていきたい」「自分に自信と、自分の軸を持ちたい」
その願いを大切に、
私も丁寧にセラピーに進ませていただきました。
光と、安全な場所へ
穏やかな催眠誘導により
深呼吸をしながら、意識を静かに内側へ入っていかれると
美しい光が全身を流れ、緊張がほどけていきました。
たどり着いたのは、草原と海が見える、心地よい場所。
「しばらく、こうしていたい」。
そこでゆっくりと充電してご自分を整えてから
癒しは進んでいきました・・・。
小さなインナーチャイルドちゃんとの再会
最初に会いにいったのは、小学校低学年の、小さなMちゃん。
夏休みが大好きな女の子です。
おばあちゃんの家の近くで遊んだ、天国のような夏休み。
けれど普段は鍵っ子で、ひとり遊びに工夫を重ねてきました。
意識の中では自由自在、なんだってできます。
大人のMさんと幼自分と一緒に、
夢中になって遊ぶうちに、涙がこぼれてきました。
本当は甘えん坊。でも、一人で頑張ろうとしていた
いっぱい遊んで満足したMちゃんを、
やわらかな安心の色とともに、胸の中へ迎え入れていきました。
思春期の傷ついた自分との対話
次に会いにいったのは、中学・高校生の頃の自分。
一生懸命で、一人で頑張っている女の子でした。
お小遣いも洋服も我慢し、鍵を忘れた日は玄関の外でひとり、お母さんの帰りを待っていました。
大人のクライアント様が、その子の手をとって連れ出しました。
アイスクリームを食べ、お店をのぞき、おしゃれをして。
夢が全部かなうような時間の中で、気づいていきました。
ずっと話し相手がいなかった。話がしたくて、したくてたまらなかった
「これからは、ずっと一緒にいるからね」。
大人のクライアント様は、幼い自分のお姉さんのように、そっと寄り添いました。
ご両親との対話
癒された思春期のMちゃんの前に、お父さんとお母さんを呼び出しました。
(意識の書き換えとして、過去の未完結を解消していきます)
これまで言えずにいた本当の気持ちを、ひとつずつ伝えていきました。
もっと見てほしかったこと、寂しかったこと、
ご両親の間で感じてきた緊張や怖さも、
初めて言葉にしていきました。
お父さんの側からも、その思いを受け止める時間がありました。
「悪いことをしたな。怖かったよね」。
神様がくれた、やり直しの時間の中で、
伝えられなかった「ありがとう」と「ごめんなさい」を、
ようやく交わすことができました。
ご先祖様とのつながり
お父さんの後ろには、たくさんのご先祖様がいました。
長いあいだ抱えてきた引け目を打ち明けると、
ご先祖様たちは、あたたかく答えてくれました。
大切な子孫の、辛さや不幸を願う先祖など、どこにもいない
「とにかく、明るく、楽しく過ごしなさい」。
その言葉とともに、体の奥に染み込んでいくような温かさを感じました。
体との対話
最後に、病気を抱えている体との対話に進んでいきました。
病気や症状はメッセージ。
体さんは、ずっとクライアント様のことをこの年まで離れずに支えてくれたのです。
その体さんが、何を伝えたいのでしょうか・・。
長いあいだ支えてくれた体との対話。
無理をさせてきた足、
摘出した子宮と卵巣、
言いたいことを我慢してきた甲状腺――
それぞれに「ありがとう」を伝えると、
体じゅうの細胞が、じわりとあたたかくなっていきました。
セッションを終えて
美しい光に包まれながら、深呼吸とともに現実の世界へ。
目を開けたMさんは、
「お風呂上がりのように、さっぱりした」と話してくださいました。
強い相手に思いを言えないのは、
心の中の関係が、外の世界に映し出されているから。
今日、本当の気持ちを伝えられたこと。
それは、これからの毎日を、少しずつ変えていく大切な一歩です。
自分を、一番に。どんな感情も、抑えずに。
そして、伝えていく――「NO」も、本当の気持ちも、少しずつ言葉にしていく。
でもどんな時でも一人ではありません。
癒したインナーチャイルドも、ご先祖様も、いつもそばにいてくれます。
もし今、たくさんのことを抱えて、
いっぱいいっぱいになっている方がいらっしゃったら。
ゆっくりとで大丈夫です。ご一緒に、歩んでいけたらと思います。
シモンヒプノセラピー

