名古屋の催眠療法士・公認心理師の紫紋です。
クライアント様の体験談は、書面でご了承をいただいたもののみ、
ご本人とわからない形で、
時に加筆して、わかりやすくお届けしています。
開いてくださってありがとうございます。
今回は、お金の不安を抱えて来てくださった、50代のSさんのお話です。
Sさんは、手仕事の技術ひとつで20年、
お店を続けてこられた方。
それなのに、いつも心のどこかで
「やっぱり、お金がないんだ」
と思ってしまう・・
その思い込みの奥にいたのは、
ずっと我慢してきた、小さな頃のSさんでした。
「お金がない」という不安は、どこから来るのでしょう?
お金の不安は、実は、今の収入や貯金の額だけで決まるものではありません。
心の深いところにある「お金への思い込み」が、
今の現実に重なって現れていることが多いな、と感じています。
お金のブロックとは、
過去の体験から潜在意識(心の深い部分)に刻まれた
「お金はない」「お金は苦労のもと」といった思い込みのことです。
私はヒプノセラピストとして16年以上、5000人以上の方とご一緒してきましたが、
お金の悩みの根っこをたどると、
子どもの頃のご家族との関係に行き着く方が、本当に多いな、と感じています。
Sさんは、どんなことで悩んでいたのでしょう?
ご両親を見送り、実家を手放して
Sさんは、若い頃から長いあいだ、
働きながらご家族のお世話をしてこられました。
今年、お父様を見送り、
ご兄妹で相談して、お父様が頑張って建てたご実家を手放したそうです。
「後悔はないんです。でも・・父は怒ってるかなって」
空いた時間は、ついダラダラしてしまう
本当は、スタッフさんを育てて、
自分はオーナーとして、お店を回していきたい。
でも、予約が空くと、
「まあいっか」とドラマを見てゴロゴロしてしまう・・
「いざとなったら働けばいいって思ってるんです」
とSさんは笑っていました。
スタッフさんに、言うべきことが言えない
以前のスタッフさんとは、
お給料のことで返事を先延ばしにしているうちに、
「もういらないと思われている」と感じさせてしまい、
辞められてしまったこともあったそうです。
「自分の中で決めきれないんです。
人に言われると、ああそっかーってなっちゃう」
「やっぱりお金がない」は、どこで生まれたのでしょう?
お話をうかがっていくと、
Sさんの子どもの頃、ご両親はお金のことでよくけんかをしていて、
お母様が一人で我慢していたそうです。
そして大人になってからも、
身近な人のお金の問題を、自分が働いて肩代わりする・・
そんな経験を何度もしてこられました。
「嫌だ」と思っていることほど、
なぜか繰り返してしまう・・
それは、その人が悪いのではなく、
子どもの頃に見てきた関係のかたちが、
心の中で「当たり前」になっているからなのかも知れません。
お金の不安を抱える方に多い3つのパターン
臨床の中で、よく出会うな、と感じるのは、こんな3つです。
1.お金でもめる家庭を見て育った・・
「お金=争いや我慢のもと」という感覚が、知らないうちに残っていることがあります。
2.誰かのために働くことが、当たり前になっている・・
自分が楽しむためにお金を使うことに、どこか罪悪感があったりします。
3.「あれば使う、なければ働けばいい」・・
追い込まれないと動けない形が、同じ現実を繰り返させてしまうことも。
どれも、その方が生き抜くために、
身につけてきた方法だと言うこと。
セッションでは、どんな自分に出会ったのでしょう?
楽しいことがなかった、小学3年生の「Sちゃん」
イメージの中の草原に、
お金の不安の原因になった過去の自分を呼びました。
現れたのは、小学3年生くらいの女の子。
おかっぱ頭で、笑いもしない顔をしていたそうです。
「楽しいこと、なかったね」
お友達もいなくて、お家も落ち着ける場所ではなかった。
陰で人の悪口を言ってしまった自分を、
「性格が悪い」と、ずっと責めていたことも出てきました。
でも、そんなふうに言ってしまうほど、
あの子は辛い思いをしていたのですよね。
「勉強したかった」を、安心できる場所で
Sちゃんが望んだのは、
「勉強を、しっかりしたかった」ということ。
そこで、優しく教えてくれる存在がいる、
静かで美しい場所へ一緒に行きました。
大きなテーブルで、Sちゃんが始めたのは・・
無言で、夢中になって手を動かすこと。
「集中できない」と思っていた子が、
好きなことには、こんなにも没頭できる。
それが、20年続いている今のお仕事につながっていたのです。
大人のSさんに抱きしめてもらって、
Sちゃんは笑顔になって、ひとつに戻っていきました。
エネルギーの色は、やさしいピンクでした🌸
前世ではなく、26歳の自分が現れた理由
次に、お金に関わる前世へ向かいましたが、
2回とも、潜在意識は前世ではなく、
26歳のSさんを連れてきてくれました。
働きながら、ご家族のお世話をして、
自分のことは、いつも後回し。
「なんでこんなに働いてるんだろう」
その26歳のSさんが、一番ほしかったものは、
「お金」でした。
お金さえあれば、好きなことができる、と。
そこで、今のSさんと一緒にデパートへ。
好きな服を選んで、指輪を手に取って・・
「幸せ」と、何度もおっしゃっていました。
「これからは、誰かのためじゃなく、
自分が喜ぶために働いていいんだよ」
そう伝えると、26歳のSさんも、
ブルーの光になって、ひとつに戻っていきました。
天国のご両親は、何を伝えてくれたのでしょう?
お母様は、笑顔で現れてくださいました。
「もっと、してあげればよかった」
と言うSさんに、
お母様は「全然大丈夫」と。
そして、
「楽しく生きてね」
「かわいい娘だよ」
「肩の荷が、降りた気がします」とSさん。
お父様には、ずっと気になっていたことを伝えました。
「頑張って買った家を売って、ごめんね」
返ってきた言葉は、
「お前が幸せなら、それでいい」
最後は、おふたりに
「向こうで仲良くしてね」と伝えると、
苦笑いしながら、うなずいてくださったそうです☺️
お金の神様は、どんなメッセージをくれたのでしょう?
手のひらの上の、重たい三角
さらに上のお金の神様にお願いすると、
手のひらに乗るくらいの、
ずっしりと重たい三角が現れました。
「どうやったら、お金は入ってきますか?」
お金さんの答えは、
「大丈夫」
「なるようになるさ」
「やってみたらいい」
「ある程度たまったら、好きなことをしていいよ」
「大事に扱ってほしい。そうすると、幸せになる」
「無駄遣いは、ほどほどに。でも、楽しく」
お金は、我慢や苦労のもとではなく、
大事にすると、幸せを運んでくれるもの・・
その感覚を受け取ったSさんは、
「やってみます」と、前向きな声で答えていました✨
ヒプノセラピーの後、Sさんはどう変わったのでしょう?
終わったあと、Sさんは
「前向きになれました。ちょっと頑張ってみようかなって」
とおっしゃいました。
若い頃の自分を「大変だった」と思ったことはない、というSさん。
でも、心の中には、
頑張って我慢していた自分が、置きっぱなしになっていたのかも知れません。
今回は、そんな自分たちと、
ひとつに戻っていく「統合」のセッションだったなと感じています。
催眠中に眠ってしまっても大丈夫なのでしょうか?
大丈夫です。
Sさんも途中で、ふっと意識が遠のく時間がありました。
眠りそうになるのは、それだけ深い状態に入っているということ。
寝てしまったときは、声をかけて、また戻ってきていただきます。
そして、この日のように
行く予定だった場所(前世)ではなく、
今のご本人に本当に必要な記憶へ、
潜在意識が案内してくれることもあるんですよね。
このセッションを通して、私が感じたことは?
Sさんは、若い頃から、
誰かのために動かざるを得なかった方です。
それでも、
「私はある意味、若い時に見られてよかった」
とおっしゃるSさん。
魂の徳を、たくさん積んでこられた方なのだと思います。
そして、Sさんのまわりには、
支えてくれる素敵な方たちが、たくさんいらっしゃいます。
これからは、我慢のためではなく、
ご自分の喜びのために・・
「次は、自分の人生を楽しく」
Sさんのこれからが、私も楽しみです🌿
お金の不安をヒプノセラピーで見つめてみたい方へ
シモンヒプノセラピーは、名古屋市名東区、
地下鉄東山線「一社駅」から徒歩3分のサロンです。
公認心理師・ヒプノセラピストの私が、
丁寧にお話をうかがってから、
インナーチャイルドや年齢退行、前世療法などを進めています。
「お金のことで、なぜかいつも不安になる・・」
そんな方も、
まずは30分の無料相談で、お気軽にご相談くださいね☺️

